ビル火災! もしもの時に備えましょう

火災時に作動、あるいは使用する消防用設備等の特徴・操作方法を説明します。
▼自動火災報知設備 ▼誘導灯 ▼消火器 ▼避難器具 ▼屋内消火栓設備

自動火災報知設備は、火災を早期に感知して、知らせてくれる設備です。

感知器の付近に感知障害となる物が置かれていたり、感知器が取り外されていると、火災の早期発見ができなくなります。
熱感知器 室内の温度が一定以上や急激に高くなると感知します。
煙感知器 室内の煙を感知します。
炎感知器 炎の赤外線のちらつきで火災を感知します。
感知器の種類
光電式煙感知器
(分離型)
光電式煙感知器
(スポット型)
炎感知器
定温式熱感知器 差動式熱感知器 イオン化式煙感知器

消火器は、火災の初期消火に最も効果的な消火用具です。
ビル内の各階ごとに設置されており、歩行距離が20m以下の場所に置いてあります。

消火器の放射時間は通常の粉末消火器で約15秒から30秒です。いざ使用する時には、他の人と声を掛け合って他の場所からも持ってきて、2本、3本で消火しましょう。
1. 黄色の「安全栓」を引き抜きます。(安全栓を横向きに抜くタイプもあります)
2. ホース 又はノズルを火元に向けてください。(ホースが無いタイプもあります)
3. レバーを強く握ってください。薬剤が勢いよく放射されるため、火の元を中心に広範囲に吹つけます。
消火器本体にも使用方法が必ず記載してあります。
※消火器の機種によっては、使用方法が異なるものがあります。

 屋内消火栓設備は、万一火災が発生したときに消火作業に使用します。
 屋内消火栓設備は、各階ごとに設置されています。

1号消火栓 各階の一つの接続口までの水平距離が25m以下の場所に設置されています。
広範囲型2号消火栓
2号消火栓 各階の一つの接続口までの水平距離が15m以下の場所に設置されています。

屋内消火栓設備の前には、物品を置かないようにして、スムーズな操作ができるようにしましょう。
・1号消火栓 ・2号消火栓
使い方
1号消火栓
自動火災報知設備の発信機と屋内消火栓ポンプの起動装置とが兼用している場合は、表示灯が点滅(フリッカー)します。
2号消火栓(1人で使える)

誘導灯は、火災時や緊急の場合、ビル内にいる人を避難口へ誘導するための設備で、たとえ夜間の火災で停電になっても、内蔵バッテリーにより点灯し、避難口を照らします。誘導灯のランプが消えていたり、物の後ろに隠れている場合は、避難口へ誘導ができなくなります。
ビルに入ったら、誘導灯の設備を見ておきましょう。
設置場所
1. 玄関やドアの付近上部 2. 廊下など壁下部
1. 正常時 2. 非常点灯時
点検スイッチを引くと非常点灯に切り替わる

<緩降機>
緩降機は、火災発生時に通常の避難経路(階段など)が利用できない場合に、窓やベランダから、安全にゆっくり降下し避難することができる避難器具です。

器具は揃っているか、まわりに障害物が置いてないか、よく確認しておきましょう。

もしもの時に慌てないように、平素から避難訓練を実施しましょう。
使用方法
1. 支柱を伸ばし固定します。
2. 支柱に調速器を取り付けます。
3. ロープを巻いたリールを地上へ落とします。
4. 着用具に身体をくぐらせて胸のところで固定し、降下します。

<避難はしご>
写真のものは、金属製避難はしごを避難器具用ハッチに格納したタイプのものです。通常は、ハッチを閉めてありますので、いつでもすぐ使用出来るように、ハッチの上に物を乗せないようにしてください。
また、ハッチやはしごが錆びていると、使用出来ない場合があるので、確認しておきましょう。