耐震性貯水槽本体工施工方法の比較表

印刷はこちら(PDF)
評価 優る:◎ 普通:○ 劣る:△
工 法 現場打ち工法 二次製品工法 備 考
【工法の特徴】
掘削工事完了後、熟練工による様々な工種・工程を経て本体工を完成させるため、多くの日数と労働力を必要とする。
【工法の特徴】
掘削工事完了後、工場で製造された本体部を現地に搬入し、据付を行って本体工を完成させるため、作業が容易となり、省力化、省人化により工期短縮が図られる。
評価の着目点 評価 総評 評価の着目点 評価 総評
設 計 ・コンクリート造に限られる。 ・設置場所に適応した様々な材質・形状・寸法の型式認定品※1を選択出来る。 ※1各種型式認定品
1)横置型 (開削工法)
・コンクリート造 (角・馬蹄型)
・鋼製造 (角・丸型)

2) 縦型 (潜函工法)
・コンクリート造 (角・丸型)
・鋼製造 (角・楕円・丸型)
・標準設計があるものの、個別に設計する必要がある。 ・標準設計がある。個別の設計は必要無い。
・設計に時間を要る。 ・型式認定品を選択するだけでよい。
・特異な形状でも、用地に合わせた設計が可能である。 ・特異な形状には対応出来ない。
・設計ミス発生要因が多い。 ・設計ミス発生要因が極めて少ない。
・設計の照査・検証が困難。 ・設計の照査・検証が容易。
標準日数: 7 日   標準日数: 3 日  
工 期 ・型枠・鉄筋・コンクリート打設等各作業が連続して輻輳する。 ・本体築造工程が少なく単純である。 ※2現場での作業日数を示す。
在庫状況により、現場と並行して工場で製作する場合もある。
その場合、素材にもよるが約1ヶ月の製作期間を要する。
・コンクリートの養生期間が必要になる。 ・現場での「コンクリートの養生期間」は不要である。
・本体築造に日数を要する。 ・本体築造から供用開始までが早い。
標準日数:60 日   ※2 標準日数:14 日  
作業性 ・材料搬入、コンクリート打設等が繰り返し行われることが多く、構内作業も多い。
・製品搬入後、クレーンによる据付け作業となり、構内作業が容易である。
 
・狭隘地区及び搬入路が狭い場所での施工が可能。 ・コンクリート造:大型トラック・重機の搬入スペースが要求される。
   鋼 製造:狭隘地域及び作業スペース ・搬入路ロが狭い場所で施工可能。
安全性 ・作業帯への搬入車輌の出入りが多くなるため、第3者、近隣への影響、事故等の発生が懸念される。 ・作業帯への搬入車輌の出入りが少なく、また工期短縮により第3者、近隣への配慮が容易である。  
・各作業が輻輳し上下動作業等が発生するため、危険要素が多い。 ・作業が単一化し作業員数が少なくなる為、安全管理が容易である。
水密性 ・コンクリート打設が2段階式になり、場合によっては水漏れの恐れがある。 ・水漏れを心配することはない。  
耐久性 ・耐久性は、特に問題は無い。 ・耐久性は特に問題はない。  
品質管理 ・屋外作業のため天候に左右され易く、品質管理がしにくい。 ・工場製品であり品質管理が容易となり、高性能・高品質の本体築造が可能。  
・載荷試験により、実物での品質確認が不可能である。 ・載荷試験により、実物での品質確認が可能である。
省力化 ・作業工程・工種が多く、多くの労働力を必要とする。 ・作業工程・工種が少なく、少ない労働で施工ができる。  
・施工管理の立ち会い、検査回数が多い。 ・施工管理の立ち会い、検査回数が少なくなる。  
・施工スペースが多く必要であり、掘削土が多い。 ・施工スペースが最小限にでき、掘削土量も現場打ち工法よりも少ない。  
工事公害 ・工事車輌の出入りも多く、長期間に渡り「騒音」「粉塵」等が発生する恐れがある。 ・騒音発生作業が少なく、作業日数も短い。  
補助金申請
手続き
・「消防防災施設整備費補助金交付要綱」に定める設計書、設計図等を添付する必要がある。 ・日本消防設備安全センターの認定証を添付する事で簡略化される。  
総合評価 ・二次製品工法に比べて設計にかかる労務が多い。 ・型式認定により、設計労務の省力化が図られる。  
・特異な形状でも本体の構築が可能である。 ・特異な形状には対応出来ない。
・二次製品工法に比べて複雑な工程と作業になる本体築造は、熟練工による作業が必要であり、施工性から工期が長くなる。 ・工場製品により本体築造の品質が高まり、資材の標準化、施工性による省力化・省人化から、工期短縮が図られる。熟練労働者も不要となる。
・搬入路が小さくてもよい。 ・コンクリート造:作業帯・搬入路に制約がある。
・補助金事務手続き時に設計書等の添付が必要である。  鋼 製 造:作業帯・搬入路が小さくてもよい。
    ・補助金事務手続きが、日本消防設備安全センターの認定証を添付する事で簡略化出来る。